今週は「就業」「就労」という熟語について。あかし若者サポートステーションのコラムを読んでくだっている方は、日常のように目にされていると思います。しかし、この2つ。使い分けは、意外なほど難しいのです。かろうじて、「就業」のほうが説明はしやすい。対義語がはっきりしているためです。
対義語は「失業」で、「仕事を失うこと」「労働者が労働の能力と意欲を持ちながら、労働の機会を得ることができない状況」とされています。これにより、「就業」の基本的な意味は、「仕事に就くこと」「仕事を始めること」だと、明確に定義できます。これに対して、「就労」には、「失労」という言葉が一般的でないのをはじめ、明確な対義語がありません。
改めて違いは?「就業規則」など「就業」の方が限定された使い方となり、「就労支援」など「就労」の方が、広い意味で使われる、と考えていいようです。で、結論。普段、何気なく使っている熟語の使い分けでさえこの難しさ。現実の「就業」も「就労」も、簡単でなくて何の不思議もない、と、気持ちを楽に持って臨んでもらえれば、と思っています。