「適職」と同時に語られることが多いのが「天職」です。「天職」って?辞書によると「1、天から授かった職業。また、その人の天性に最も合った職業。2、天子が国家を統治するする職業。3、遊女の等級のひとつ」(小学館デジタル大辞泉)とされています。ここを読む方に直接、関係してくるのは、その中で1のことです。
「天職」。英語では、神からの声、といった意味で「a calling」と記されます。好きで好きで、仕方がない、というものを職業にできた場合、「天職」に就いた、といえます。しかし、それが精神的な満足や経済的な充足に結びつくとは限りません。例えば「天職」を得たはずの画家のゴッホやモディリアーニ。ゴッホの生前に売れた絵はたった一枚といわれています。モディリアーニは貧困の末に病死、内縁の妻は後追い自殺しました。
「適職」は、「天職」に比べて垣根は低い。あまり「ストレス」を感じずに済む職業とだけ考えればいいのですから。「適職」に就ければ必ずしも、「天職」にこだわる必要はないように思われるのですが、いかがでしょうか。