就職の試験や面接などと切っても切れないものに「性格検査」や「適性検査」があります。前者の代表例としては、米国の性格検査をモデルに矢田部達郎さんらが日本版として作成した、質問紙法となる「YG性格検査」。後者の代表例としては「SPI総合検査」。さらに「性格検査」には「ロールシャッハテスト」が有名な投影法、加えて「内田クレペリンテスト」で知られる検査法などが存在します。
「やってみませんか」の軽いノリの中で、これらの検査をやられる方は多いと思います。しかし「職業上の適性」をみるといわれ、ましてやそれが憧れの企業だったりすると、気持ちも心構えも一変しますよね。実際には雇う側も入社後、「どの部署で働いてもらうのが有効か」を知る手間を省いているだけだったりするのですが、受ける側は、おっかなびっくり、になってしまうのが現実ではないでしょうか。「適職」や「天職」を選んだり、見つけたりするために存在する検査。「就職」の場では、それが残念ながらストレスとの戦いになるケースもあるのは否定できないのです。