今回は、一昨年暮れの発刊以来、注目されている「科学的な適職」(著者・鈴木祐)からです。そこには、やってはいけない仕事選びの方法として①好きを仕事にする②給料の多さで選ぶ③業界や職種で選ぶ④仕事の楽さで選ぶ⑤性格テストで選ぶ⑥直感で選ぶ⑦適性にあった仕事を求める、が挙げられています。
あれ?これらの多くは、「適職の選び方」として推奨されているものですよね。なぜこうなるのか?「適職」の定義が、違っているためです。私たちの多くは「適職」とは「その人の能力・性格や地位などに適した職業」と信じ込んでいます。それが、ここでは「幸福や満足を感じる職業」とされています。つまり「最大の幸福感が得られる仕事」=「適職」というわけです。最初に挙げた7つの方法で仕事を選ぶと、幸福感も満足度も向上しない、と、データを基に指摘しているのがこの本なのです。
ここに示されたものも視点を変えた一つの例ですが、こういった形で「適職」を、こうあるべきだ、という先入観や思い込みから解放してあげるのもいいかもしれません。